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アテックス快眠マットSOYOハーフを障がい者息子が使った口コミレビュー!洗濯方法は?

アテックス社の『快眠マットSOYO』を、32歳で寝たきりの障がい者息子が使った口コミレビューを紹介します。

さらに、下記の内容もお届けします。

  • 快眠マットSOYOの洗濯方法
  • 快眠マットSOYOの電気代
  • 快眠マットSOYOはどんな人におすすめか

寝返りができない障がい児・者にとって、床ずれを防ぎ快眠をサポートするために、マット選びは非常に重要ですよね。

息子は寝返りができないだけでなく、体温調節がうまくいかないので夏は体に熱がこもりやすく、また汗かきで夏の寝具選びに苦労してきましたが、快眠マットSOYOはその全てを解決することで気に入り15年以上愛用しています。

洗濯も簡単で、常に衛生的に使用することができますし、電気代も安いです。

快眠マットSOYOの購入を悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

快眠マットSOYOとは?

快眠マットSOYOとは、アテックスが出している送風マットレスです。

空気をよく通す素材でできており、内蔵ファンでマット内の空気を排出することで、汗や湿気・熱を溜めず快適に眠ることができます。

普段使っている寝具の上に乗せるだけで、快適な温度と湿度をキープしてくれる優れものです。

我が家では32歳の寝たきりの息子が、快眠マットSOYOの旧モデルである『エアコンマットそよ』を15年以上愛用しています。

現在エアコンマットそよの2台目を使っており、次に買い換える時は新モデルの快眠マットSOYOを購入予定です。

快眠マットSOYOの構造はシンプルで、マットレスの隅に小さなファンがついており、反対側のメッシュ部分から吸気し弱い風がマットレスの中を通ることにより、寝ている時の接地面のムレを解消してくれます。

ファンの音も小さく気にならず、寝返りできない息子の夏の寝具としては手放せないものとなっています。

寝具の上に置くだけという手軽さも魅力です。

快眠マットSOYOの新旧モデルは何が違う?

快眠マットSOYOは2009年に『エアコンマットそよ』』という名前で発売されました。

エアコンマットそよが一時生産停止になった後、2022年ごろに新モデルである快眠マットSOYOが発売されました。

新モデルは旧モデルと比較し下記の点で優れています。

  • 内部マットレスが3D素材で高機能である
  • ファンの位置が変わり、体や掛布団に当たらなくなった
  • 風量が強弱ミックスされた自動運転モードがある
  • リモコン操作でき、本体横にリモコンを収めることのできるポケット付き

現在息子が使っているのは旧モデルですが、内部マットレスが厚さ10ミリのハニカム構造の硬いプラスチックで、小さい頃はよくても体が大きくなるにつれて硬さを感じるようになりました。そうなると床ずれの心配もでてきます。

それでも使い続けたいとリサーチし、東レの『ブレスエアー』という3D素材を見つけ、車 業者さんに加工していただいたので、高額な改造になりました。

ところが新モデルはその内部マットレスが3D素材に変わっており、定価は上がっていますが、私が改造した価格よりもずっとリーズナブルです!

そんな快眠マットSOYOですが、一時生産中止になってしまいました。

障がい児を持つ親たちが主な愛用者で一般的な市場のニーズが低かったからでしょうか、その後メルカリなどでかなりの高値で転売されている時期もありました。

快眠マットSOYOを購入したきっかけ

私が快眠マットSOYOを購入しようと思ったのは、重度心身障がいで寝返りのうてない息子がどんなに空調や衣服を調節しても、寝た状態ではいつも背中が蒸れて汗だくになり、熱がこもりやすくなったりあせもができたりに悩まされていたからです。

エアコンの温度設定を下げると体調を悪くするのでそれもできず。

当時、夏の快眠寝具などを色々調べると、主流はジェルマットレスや接触冷感素材のものばかりだったのですが、どれも寝返りができなければ接している部分はだんだんと高温になり、汗だくになるというものばかりだったのです。

かえって危険です!

そんな中、見つけたのが「アテックスエアコンマットそよ」でした。

大きさはシングルサイズのちょうど半分くらいのほぼ正方形で、今発売されている『快眠マット SOYO ハーフ AX-BSA608H』の旧モデルにあたります。

頭を枕に乗せて体幹をマットに乗せれば肩から膝までがマットに乗る十分な大きさで、重さも2キロほどで移動も楽です。私は会社に直接電話して購入しました。

快眠マットSOYO 旧モデルを障がい者の息子が使った口コミレビュー

写真は旧モデルを使用している息子の様子です。

ひざが倒れないようにポジショニングしていますが、肝心の背中部分はマットから出ている風のおかげでほとんど蒸れなくなり、寝汗もかなり軽減されています。

エアコン頼みの冷やし方だと手足が冷えてしまい、風邪を引かせそうになりますが、快眠マットSOYOでは部屋の温度が下がるわけではないので風邪を引く心配はありません。

ただ写真にあるように、マットレスの角にファンとコントローラーが一体型でついているため、息子の場合は手に当たるとそこをトントンと叩いて遊びけがをしてしまうので、コントローラーの位置には気をつけています。 

敷き方によっては旧モデルはファン&コントローラーが折れてしまいやすいので注意しています。

ハーフサイズだと、ひざ下との段差が気になりそうですが、私が使用してみても段差はほとんど感じません。

写真は旧モデルのパッケージです。

もともとは写真Cのような硬い立体構造の内部マットレスだったのですが、東レ『ブレスエア』に変えているので、体への当たりも柔らかく、かつ風を通してくれます。これは我ながらいい思いつきだったと思います。

おそらく同じようなコメントが多くて、新モデルは内部マットレスが進化したのではないでしょうか?

こちらは当方で入れ替えた内部マットレス東レ『ブレスエア』です

適度な弾力で体圧分散しつつ、風を通してくれます。

新モデルのファンとコントローラーは別々になっており、さらにファンは側面にあるので使用中にストレスが少なくなっています。コントローラーを入れるポケットまでついていて、就寝時にモードを切り替えるのが楽になりました。

新モデルのカバーです。

一番上のシーツが全周ゴムなのは旧モデルと同じですが素材が異なり、旧モデルは綿100%なのに対し、新モデルは接触冷感生地になっています。

個人的には綿100%が息子には合っていますがひんやり触感は大方の人に好まれると思います。吸気部のダブルメッシュは新旧同じ、新モデルは裏面が滑り止め加工になっていますね。

快眠マットSOYOのデメリット

我が家は前述のとおり、快眠マットSOYOの旧モデルであるエアコンマットそよを使用しています。

が、内部マットレスを自分で改良してからは快適に使用していますが、デメリットもあるので紹介します。

ファンの位置

ファンがマットレスの端についているため、敷き方に気をつけないとマットレスが折れ曲がったりファンが体に当たってしまいます。

➡これは新モデルでは解消済みで、大丈夫です。

ファンの音がやや大きい

ファンの音が若干大きめです。

    ➡息子は気にならずに眠れていますが、赤ちゃんや神経質な方には少しうるさいと感じるかもしれません。

快眠マットSOYOのメリット

快眠マットSOYOのメリットは下記の通りです。

快適に眠れる

以下の理由で本当に快適に眠れます。

  • マットの中を微風が通り抜けていく構造なので、背中が常にさらっとしている。蒸れを感じない。
  • エアコンの温度の下げすぎや、扇風機が苦手でも、暑さを感じずに眠れる。
  • 体に風が当たる体感はなく、熟睡できる。
  • 人が寝ている時のマット表面温度は体温以下、また湿度も通常の寝具より20%以上低い。

ランニングコストが非常に安い

後述しますが、電気代が非常に安いです。

自動運転機能が搭載されている

強弱をミックスした自動運転モードがあります。

リモコン付き、自動運転(これらは新モデルの機能)

タイマー付き、風量2段階調節(旧モデルでは3段階)。

ファンを外せば丸洗いできる

お手入れが簡単で、ファンを外せば全て家庭で洗濯できます。

本体カバーは洗濯機で、マットレス部分の三次元ファイバーは手で丸洗い可能です。乾燥機対応ではありません。

詳しいお手入れ方法は後述します。

快眠マットSOYOの使い方

快眠マットSOYOの使い方はいたってシンプルです。お使いの寝具の上に重ねて置き、電源を入れるだけです。
我が家ではハーフサイズなので、息子の枕部分から下に敷いています。タイマーや強さは適宜調節します。

快眠マットSOYOのお手入れ方法

快眠マットSOYOはファンを取り外すと全て洗濯でき、衛生面でも優れています。

すぐ乾く素材なのでお手入れが簡単です。

本体カバーは洗濯機で、三次元ファイバーは水で洗えます。

三次元ファイバーは私が旧モデルであるエアコンマットそよの改造時に使った『東レ ブレスエアー』と見た目がそっくりです!

樹脂製ワイヤーがからみ合ったような立体的で弾力性に優れたマットレスなので、水洗いしてもすぐに乾き、衛生的です。

障がい児・者や、小さなお子さんに使用する時は、頻繁に汚染されることを想定すると簡単に洗濯ができるということは必須条件といえます。

湿気を帯びやすい寝具が丸洗いできるのはアレルギーのある方にとって大きなメリットといえます。

そもそもファンで送風しているので、普通の寝具以上に湿気はこもりにくいのですが、丸洗いできるためより清潔を保つことができます。

快眠マットSOYOの電気代やランニングコスト

1か月の電気代は、毎日連続6時間使用の場合、約13円と経済的です。

我が家で使っている旧モデルは、なんと毎日連続8時間使用で一ヶ月約10円!という安さです。

ただ、エアコンとの併用は必須です。それでも寝苦しさが改善され、エアコン温度設定が変わり電気代の節約になる、という意見もあります。

快眠マットSOYOがおすすめな人

快眠マットSOYOは、全ての人におすすめできるマットレスですが、特に下記の方におすすめです。

  • 寝返りを打てない障がい児、者
  • 汗っかきな赤ちゃんや子供
  • 暑がりの成人

障がいがあり寝返りを打てない子は、体温調節がうまく行かない場合が多いです。

快眠マットSOYOを使うと熱がこもらず風に当たって冷えすぎることもないので、体調管理にももってこいだと思います。

汗かきな赤ちゃんや子供さん、お父さんにもおすすめです。

私の知人男性は暑がりで、奥様との寝る時のエアコン温度設定でいつももめていたそうなのですが(笑)ご自分が寝る部分だけに快眠マットSOYOを敷くと、奥様ご希望の温度設定でも快適に眠れるようになったとのことでした。

そういう使い方もできるようなのでサイズにセミダブルやダブルがなくても問題ないかもしれません。

大きいサイズがあっても重すぎたり、ファン1つでは送風のパワーが不足したりで、商品化が難しいのかもしれないと感じました。

まとめ|障がい児・者や介護におすすめ!

快眠マットSOYOについて20年来愛用している立場で、レビューを書いてみました。

一度エアコンマットSOYOが製造中止になった時点で「壊れたら困る!」という思いが強すぎて、実は旧モデルの未使用品をメルカリで偶然見つけ、価格も同じくらいだったのでもう一つ購入しています。それが前出のパッケージ写真です。

そのくらい、息子と私にとって、快眠マットSOYOはなくてはならない存在といえます。

その後新モデルである快眠マットSOYOが発売された時は、これからもずっと使うことができると胸を撫で下ろしました。

リニューアルされた際、自分が改造した部分がクリアされていたのは本当に驚きでした!

東レ『ブレスエア』は、素材だけで新モデルよりも高額だったのです!

快眠マットSOYOの価格を見て「高い」と戸惑う方もいるかもしれませんが、機能に対して良心的な価格だと感じますし、エアコン温度設定が調節できて電気代もお得になるメリットも大きいです。

洗濯も簡単で、衛生的にも申し分ありません。

ちなみに我が家に来られるヘルパーさんや看護師さんは、初めてこの快眠マットSOYOを見て感動されて、別のお宅で必要な方に紹介されるほどの優れものです。

自治体によっては、障がい児、者の日常生活用具として給付、補助申請ができるところもあるようですので調べてみてくださいね。快眠マットSOYOの購入を考えられている人の参考になりますように。

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